JSN■尖閣諸島を守る請願署名の出発点:10月16日沖縄県民の集い

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■請願署名の出発点

「尖閣諸島をはじめ我が領土領海を守るための請願署名」は、昨年10月16日に始まりました。平成22年10月16日沖縄県宜野湾市での「尖閣海域を守る沖縄県民の集い」です。沖縄からは中山石垣市長、外間与那国町長の切実な訴えの後、沖縄県選出参議院議員の島尻安伊子氏から、全国へ向けてのメッセージがありました。

<メッセージ要点>
・尖閣問題は、沖縄だけの問題ではなく国家主権の問題です。
・尖閣諸島海域の平和が確立されるまで、沖縄県と全国各地の皆様とが連携し、国民一丸となって、諸活動を推進することが必要だと思います。
・その第一歩として署名活動を推進します。
・全国各地の国民の皆様、沖縄県の呼びかけに是非ともご協力戴き、共に署名活動を強力に推進して頂きますよう、心よりお願い申し上げます。

詳細は、下記動画、または文章を御覧ください。

■沖縄からのメッセージ
時:平成22年10月16日
所:沖縄県宜野湾市

周知のとおり去る9月7日、沖縄・尖閣諸島の久場島沖の領海を侵犯した中国漁船が、取り締まりにあたった海上保安庁の巡視船に追突行為を繰り返し、公務執行妨害で船長が逮捕されるという由々しき事件が発生しました。これに対し中国政府は、船長の無条件釈放を要求して理不尽な外交手段を次々に実施し圧力をかけてきました。9月24日、那覇地方検察庁は、取調べ中の船長を処分保留のまま釈放しました。

このことは、尖閣諸島及び周辺海域の領有権を1970年頃になって主張してきた中国政府の主張に我が国が全面屈服し、尖閣諸島の領有権を放棄したに等しい誤ったメッセージを国際社会に発したも同然です。尖閣海域では、ルールを守らない中国漁船が、好漁場である尖閣海域の魚場を荒らし、日本の漁船の網を切ったり、時には中国の監視船が、日本の漁船めがけて突進してきたりするなど、我が国の漁業は大変な被害を受け、更には危険に晒され、この海域から撤退するしかないという「泣き寝入り」の現状が続いています。

尖閣諸島海域での違法操業を繰り返してきた中国漁船が、今後ますます横暴となり、わが国漁船とのトラブルや衝突事件が再発するなど、このままでは、わが国領海の安全が著しく損なわれかねません。

こうした事態に、尖閣諸島がわが国固有の領土であることを改めて内外に示し、わが国の主権侵害に対しては毅然たる態度をとる事や、尖閣諸島海域でのわが国船舶の航行や漁業者の操業の安全確保に適切な措置を講じるよう、沖縄県議会、那覇市議会、石垣市議会、宮古島市議、与那国町議会等が逸早く意見書を採択議決したところですが、沖縄県からの要望が具体的施策として実現を見なければ、なんら問題は解決しません。

この問題は、本県のみの問題ではなく、日本国家の主権にかかわる重大な問題です。沖縄県の問題を全国の問題とし、領土領海の主権と船舶の安全確保等の具体的施策が実現し、尖閣諸島及び周辺海域の安全とゆるぎない平和が確立されるまで、沖縄県と全国各地の皆様とが連携し、国民一丸となって、諸活動を推進することが必要だと切に思う次第です。

その為の第一歩として、この度署名活動を推進することを宣言し、全国民に呼びかけるものです。どうか全国各地の国民の皆様、沖縄県の呼びかけに是非ともご協力戴き、共に署名活動を強力に推進して頂きますよう、心よりお願い申し上げます。

平成22年10月16日
「中国の領海侵犯から尖閣諸島海域を守る沖縄県民の集い」実行委員会