琉球処分から日が浅い沖縄に県令として赴いた茂憲。
宮古・石垣両島まで及んだ視察で目撃したのは、困窮にあえぐ庶民の姿でした。
再三の改革意見は政府から黙殺され、茂憲は志半ばで解任されます。
ですが、情熱を傾けた人材教育は後年になって実を結びます。
家族を連れ、沖縄に尽くそうと決意した男の 2年にわたる奮闘の記録を、ゆかりの人々を訪ね紹介していきます。
上杉茂憲の奮闘の記録を描いた「沖縄の殿様」(中公新書)著者 高橋義夫が、 茂憲所縁の地、沖縄を訪ねました。
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