【バック№:09/12/14】「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」翁長市長あいさつ

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JSN代表 仲村

琉球新報の報道には、私もだまされました。
11月8日に開催された「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」に保守系政治家の翁長那覇市長が共同代表に就任されたときには、衝撃をうけました。何故、保守系政治家が日米同盟の絆を断ち切る運動の代表をするのか、工作員に何か握られでもしたのか理解できずにいました。

しかし、先日沖縄に帰省したときに、偶然、那覇市の広報に県民大会での翁長市長あいさつの全文が掲載されているのを見つけました。そのあいさつ文を読んで、新聞の報道とは全くことなる翁長市長の真意を初めて知りました。

下記の共同代表である翁長市長のあいさつは、辺野古移転反対集会の本当の趣旨であり、これが本当の県民の総意であるといっても良いと思います。

要するに、ストレートな表現に翻訳するとこういうことになると思います。

「沖縄県民は、日米安全保障条約の重要性も普天間基地辺野古移転の日米合意の重要性も認識しています。」
「県内移転もその重要性も認識したからこそ、県民の苦しい対立を乗り越え13年間かけてここまでやってきたのです。」
「それを鳩山政権は、振り出しに戻すようなとんでもないことをやっています。」
「日米合意の重要性も認識せず、県外移転の可能性も十分調査もせず、県民の対立の苦しみも理解しないで、県外移転の可能性をいたずらに振り回す鳩山政権は、何もわかっていない。」
「いまさら、名護市長選の結果見て判断とは言語道断である。なぜ、また私たちを苦しめるようなことやるのですか。」
「県外移転ができるものなら、是非やっていただきたい。(どうせ無理なのはわかっていますが。)」
「鳩山政権の県外移転政策に私たちも応援します。(最後通牒として)」

以下の文章から、翁長市長の真意を組み込んでいただきたいと思います。


<那覇市の広報紙 「広報なは 市民の友」より>
http://www.city.naha.okinawa.jp/sisei/pr/simin/pdf/0912/s0912_2.pdf

みなさまご承知のとおり、私は保守系の政治家であります。
沖縄の米軍基地は、県民が自ら望んで作られたものではありません。
それにも関わらず、県民は基地をはさんで右・左に別れ、経済だ、平和だと戦後長い間、白黒闘争を続けてまいりました。

しかし、本日、手法の違いはあれ、県民の心は、基地の整理縮小という一点でひとつになることができます。

民主党は選挙中、私たち県民に県外移設を公約しました。その鳩山政権が県外移設について言及した時、私は那覇市議会で「鳩山政権が不退転の決意で県外移設をやるのであれば、大いに期待もし、応援もしたい」と答弁いたしました。

私は4年前、日本の安全保障は、全国民が考えてしかるべきだと思いつつも、ウチナーのチムグクルから、あえて他都道府県の具体的候補地を挙げず、ぎりぎりのところで硫黄島への移設を提案し、石原東京都知事や小笠原村長にも直接お会いして、理解を求めたことがあります。硫黄島には住民がおらず、自衛隊基地があり、軍事的にも可能だと判断をしたからであります。

私は、鳩山政権の県外移設についての言及は、普天間の危険性の除去という13年間積み重ねてきた過程を十二分に吟味し、当然、米国との交渉の見通しを立てた上で打ち出されたものと考え、大きな期待を寄せました。

しかし、鳩山政権の国会での答弁は、県外についての検証が全くなされておりません。県内だけとなっています。前政権の日米合意の重さについても、政権交代をするまで理解していなかったのでしょうか。
誠に情けない限りと言う他ありません。日本の安全保障に真剣に向き合ってきた県民にとっては、その事は当たり前のことであります。
私たち県民は、鳩山政権に、それを乗り越える政治力を期待したのです。
しかしながら今、現状は、13年前にタイムスリップしたような感覚さえ覚えます。
鳩山さんに強く、申し上げたい。普天間基地移設問題について、名護市長選挙の結果を見て判断するなどという主張は言語道断です。

名護市民に何回、踏み絵を踏ませるのか。人間の忍耐の限界をはるかに超える騒音に悩まされている嘉手納基地周辺の人々の気持ちをわかって欲しい。
そして、これ以上沖縄の人々を対立させないでいただきたい。
もし、県外移設の決断が出来ない場合には、少なくとも沖縄県内では友愛という言葉は封印していただきたい。これは私からの激励の言葉であり、県民からの激励と期待の言葉だと思ってください。
今、県民は、心を一つにしてまとまることが大切です。
私も保守・革新の枠を跳び超えて、一歩を踏み出しました。それぞれが立場を乗り越えて団結し、力を合わせて頑張ってまいりましょう。

以上

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