【第二尚氏第23代当主尚衞氏ご挨拶】(戦後80年、沖縄県祖国復帰53周年記念祭典〜平和への誓い!自衛隊への感謝と沖縄の未来〜)
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挨拶文
第二尚氏第二十三代当主 尚衞
皆様、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。わたくしは、第二尚氏二十三代当主の尚衛でございます。
沖縄県祖国復帰五十三周年、おめでとうございます。また、今年は戦後八十年を迎えました。まず、先の大戦の犠牲に哀悼の意を表し、戦後の輝かしい復興を成し遂げた県民の皆様に敬意を表します。この節目の年に皆様に尚本家当主の立場から、沖縄の歴史と未来について述べる機会をいただきましたことに深く感謝申し上げます。尚家の魂は沖縄にあり、沖縄あっての尚本家です。
千八百七十九年の沖縄県設置は、十九代尚泰王が激動の国際情勢の中、沖縄の民の未来を見据え、日本への帰属を選んだ歴史的決断であり、これは「滅亡」ではなく、日本という国家への統合を選択した結果であります。尚家を守ることよりも、琉球の民の幸福を願った尚泰王の決断でございます。今の沖縄の発展を見ると、様々な問題はいまだにございますが、琉球の歴史を語る事ができ、琉球舞踊や紅型など、文化の一部を継承していくことはできておりますので、正しい決断だったとわたくしは思います。
沖縄の祖国復帰運動の原点の一つに、米軍統治下で歴史を教える先生方の『自分たちは何人なのか』という問いがありました。将来の子供たちに日本人としての教育を施したいという強い思いが、日本への帰属を選択する力となったのです。琉球の魂と日本の心が一つとなり、新たな未来を築く礎となった歴史的瞬間です。また、沖縄の地において宝物をより深く守り、日本文化の一部として琉球の歴史文化を継承する基盤が整った瞬間でもあります。
また、よく使われる「日清両属」という表現は誤解を招きます。琉球は清国に属さず、朝貢は琉球としては対等な外交でした。また、沖縄の人々はDNAを紐解きますと先住民族ではなく、日本人です。国連の誤った勧告や「沖縄は中国のもの」との主張は歴史を無視したもので、毅然と反論すべきです。郷土愛は大切ですが、尚家一門はそれを利用した分断を煽る動きには与してはなりません。
さて、戦後八十年、祖国復帰五十三年を経た今、台湾有事などの沖縄を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。避難計画や疎開計画が発表されるにつき、再び戦火が沖縄をおおわないかと、わたくしは心が痛みます。平和は皆様一人一人の努力により維持がなされます。日本国は唯一の被爆国として、また沖縄は国内唯一の地上戦の地として、平和を提唱し続ける義務がございます。沖縄県民の皆様には、郷土の歴史を誇りにし、かつ、日本国民としての誇りを持って正しい選択をなさり未来へ歩んでいただくことを願い、結びの言葉とさせていただきます。 |
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