JSNメルマガ■日本の防衛と沖縄

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■日本自体が防衛を真剣に考え、その上で米国との同盟を再構築する

今後10年の東アジアの軍事バランスは、劇的に変わっていくことが予想されます。
中国の軍拡や軍隊の近代化は着々と進み、一説には2020年には、中国の軍事力は、米国を超えているともいわれます。

その中で、日本は中国に飲み込まれないように自立していかなければなりません。
当然、憲法9条を改正し、交戦権を持つことは必須であり急務です。

そして、自由主義陣営の最大の同盟である、日米同盟も強固なものでなければなりません。ただし、この同盟は、今までのように戦後60年間、米国に依存したものであってはならないのです。

今後は、戦後60年間思考停止した頭を再起動させなければなりません。主体的に自国の防衛を真剣に考え、その上で米国との同盟を再構築する必要があります。

■台湾有事、朝鮮動乱が起こった際の対応策を考えておく

台湾有事の際にはどのように日本を守るのか、朝鮮動乱が再発した場合、日本は韓国を応援しに行くのか、中立を保って難民だけを受け入れるのか自分の頭で考えておく必要があります。

日本の国防は、台湾・沖縄有事と朝鮮有事が同時に起こった場合でも対応できるように整備しなければなりません。2面作戦を行えるだけの防衛予算が必要です。

■沖縄の防衛

十年後の軍事バランスを考えたときに、最も自衛隊の配備を増強しなければならないのは沖縄です。

最南端の自衛隊の実働部隊は、那覇であり、それから先の台湾まで全く実働部隊が配備されていないのです。軍拡する中国に対して、大きな防衛の空白地帯が沖縄本島から与那国島です。

この空白地帯があるのには実は理由があります。沖縄が既に思想(間接)侵略されているからです。私の自衛隊の同期に那覇でヘリコプター部隊の整備隊長をしている者がいます。

彼に「石垣島に対戦車ヘリコプター部隊を配備しないと有事の際、対応が間に合わないのではないか」と聞くと、「島民が反対するのにそんなことできるわけないだろう」と返事が返ってきました。

これが、思想侵略の効果です。国境に近い島から工作活動をすすめ、反戦思想を浸透させてきたのです。

次回メルマガでは、沖縄の思想侵略がどのように行われたのかについて述べてみたいと思います。

JSN代表・仲村