民間沖縄対策本部■【八重山教科書採択】八重山日報 ドキュメント「逆転不採択の現場 」(狼魔人日記より)

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八重山教科書採択問題は、文部科学省で「不採択は無効」との見解が示されました。

しかし、沖縄タイムスは、沖縄には産経新聞も八重山日報もほとんど購読者がいない事を良い事に、八重山の沖教組の人の発言を使って、不採択が無効になったのは「政治の圧力だ!」と見出しにつけています。

これ以上、沖縄タイムスが沖縄県民に嘘の情報を流し続け騙し続けることを許してはなりません。

今回は、真実を知るために、ブログ:狼魔人日記より八重山日報の「逆転不採択の現場」を転載させていただきます。

狼魔人日記様、いつも詳細な情報をありがとうございます。

■八重山日報 ドキュメント「逆転不採択の現場 」(狼魔人日記より)

■八重山日報社 9月12日

「数の力」背景に押し切る 県教委 ” 援護射撃 ”で主導2教育長、必死に抵抗

<逆転不採択の現場 ▼1▼ >

育鵬社の中学校公民教科書を逆転不採択とした8日の全教育委員13人による「採択協議」。6時間近くに及ぶやり取りから、「育鵬社不採択」に向け、事実上協議を主導した県教育委員会と、数の力を背景に押し切ろうとする教育委員8人、必死に抵抗した玉津博克石垣市教育長ら教育委員5人の攻防が見えてくる。逆転不採択の現場を再現する。

<玉津教育長>
「県教育庁義務教育課の指導自体が不当介入であり、違法であります」

攻防は3市町の全教育委員会で構成する「八重山地区教育委員協会」の臨時総会という形で始まった。しかし、それに先立ち、玉津教育長は県教委の「不当介入」を文科省に訴えた要請書を報道陣に朗読、機先を制した。要請書は同日午前、送付したばかりだった。 開会直前、オブザーバー参加した県教委の狩俣智義務教育課長が挨拶に立った。

<狩俣智義務教育課長>

「県教委には公正適正な採択をしていただく立場で、交通整理をする法的な役目がある。教科書が3市町で一本化できていない。ここで統一をしてもらいたい」

教科書無償措置13条4項によって、3市町は「協議」し、同じ教科書を使用しなくてはならない正式な「協議」の場である採択地区協議会はすでに、育鵬社版の公民教

科書を選定し、3市町教育委員会答申している。市教委、与那国町教委は答申通り育鵬社版、竹富町教委は答申に従わず東京書籍版を採択した。

解決策は
(1)竹富町を指導して答申に従わせる
(2)新たな「協議」の場を設定して採択をやり直す
の2案。

狩俣課長の発言は、県教委が(2)を採用し、この場が教科書を一本化するための「協議」の場であることに「お墨付き」を与える意味があった。

<仲本英立石垣市教育委員長>

「8月31日に採択協議会も終了し、これは大変なことだ、八重山の子供たち、学校の管理運営ははどうなるのかと思った。八重山高校3年生が八重山毎日新聞社に出した投稿で『子どもは親の背中をを見て育つ。情報公開、説明責任を果たす真の民主主義の姿を見せてほしい』という記事を書いたことに感動し、勇気をもらった」

~冒頭のあいさつから、育鵬社版教科書の不採択を訴える高校生の新聞投稿を引き合いに出す仲本委員長。仲本氏は臨時総会の招集権者。臨時総会の招集者が、育鵬社版教科書を採択した石垣市、与那国町教育委員会の決定を覆す狙いだったことを濃厚うかがわせる発言だった。~

<崎原用能与那国町教育長>

 「この場を教科書無償措置法13条4項の協議として位置づける根拠は何か。採択協議会とは別に協議会を設置するのか」

<仲本委員長>

「そういう方向性が見えたらいいと話しただけだ」

<崎原教育長>

「県の資料によると、3教育委員が認めたときにしか協議できないことになっている。勝手に、この会合で多数決できるものではない」

~県教委は前日の7日に作成した文書で、教科書採択をやり直すための「協議」は3市町教委の了解が必要だと明記していた。玉津教育長も発言を求めた。~

<玉津石垣市教育長>

「教科書無償措置法13条4項に定める協議は、採択地区協議会で、しっかり議論して結論を出している。残念なことに竹富町教委が自分たちで教科書の選択までやって、東京書籍を採択したことは由々しき事態だ」

<慶田盛教育長(竹富町)>

「石垣市教育長の話は許されない。非常識な話はするな。採択権は教育委員会にある」

~竹富町教委が協議会の答申に従う理由はないと、声を荒げて反論する慶田盛氏。玉津教育長はなお食い下がる。~

<玉津教育長>

 「採択権者(竹富町教委)が、答申と違う採択をするから問題になっている」

<慶田盛教育長>

「答申には法的拘束力はない」

~ここで県教委の狩俣義務教育課長が、慶田盛氏を「援護射撃」する。~

<狩俣課長>

「地区採択協議会は3教育委員会の諮問機関。(答申には)拘束力はない」

<慶田盛教育長>

「分かりましたか」

~苦笑いして引き下がる玉津教育長。仲本委員長は会を進行した。~

<仲本教育長>

「教育委員13人がそろっている。この場を採択の一本化に向けた協議の場にしていきたい」

<慶田盛教育長>

「教育委員協会は閉めて、教科書を一本化する協議会に切り替えたほうがいい」

~ここで狩俣課長が「指導助言」に立った。~

<狩俣課長>

「異なった採択をした場合は協議を行う。この場を、協議の場にしていただきたいというのが県教育委員会の指導助言だ」

<仲本委員長>

「臨時総会は閉じます。閉会のあいさつをお願いします」

~入慶田本朝政与那国町教育長が閉会のあいさつをして、臨時総会は終了した。~

<仲本委員長>

「(引き続き)この場を教科書一本化に向けての協議の場とします」

一方的に宣言する仲本委員長。すでに終了した3市町の公民教科書採択が白紙化され、全教育委員13人による新たな「採択協議」が始まろうとしていた。


■八重山日報社 9月13日

「最も民主的な協議の場」ちらつく ” 多数決 ” カード育鵬社版に嫌悪感あらわ

【逆転不採択の現場 ▼2▼】

~市教委、与那国町教委はすでに、採択地区協議会の答申に従った教科書採択を終了している。新たな「採択協議」は認められないと、玉津教育長が反論した。~

<玉津教育長>

「(この場を)教科書無償措置法の協議会にするには、各教育委員会がお互いに合意しなくてはならない。(各教委で)3つに分かれて話し合いをしましょう。文科省のある課長補佐からの情報だが、協会を協議会に変える場合は、それぞれの教委が合意した上でないとできないという回答だ」

<慶田盛教育長>

「(教育委員が)全員集まっているから協議の場だ」

~強く協議入りを求める慶田盛教育長を、狩俣課長が再び「援護射撃」する。~

<狩俣課長>

「ここに教育委員会の全委員がそろっている。最も民主的な協議の場だ。ここで話し合いをしていただきたいというのが県教委の希望だ」

~育鵬社版の採択に賛成した市教委の徳松節子委員が異議を挟む。~

<徳松委員>

「私たち(市教委)は2時間近く議論を重ねて採択した。それが最終のものだと思っている。民主主義は多数決原理だと思うが、今回は多数決の原理を超えて、それぞれの主義主張が出た。こういうところで1つにまとめましょうということに対して、最初から大変無理があると思う」

~異論があるにもかかわらず、仲本委員長は、協議入りに固執する。~

<仲本委員長>

「この場を13人の委員の責任と英知によって、協議の場とすることについて、採決にもっていきたい」

~早くも「多数決」のカードをちらつかせる仲本委員長。崎原教育長、玉津教育長が猛烈と抗議すると~

<崎原教育長>

「竹富町のように、協議会では多数決で負けたから、帰って覆すという民主主義がどこにあるのか」

<玉津教育長>

「すでに8月31日で協議会の業務は終了している。今後、協議会を開くことには賛成できかねる。仮に協議会をやるのなら、これは各自、教育委員会に持ち帰って、13人の場を協議会にするかどうか、改めて話し合いをやるべきだ。県教委のご意見もうかがいたい」

~狩俣課長が「指導助言」に立つ~

<狩俣課長> 

「3教育委員会には協議をする責任と義務がある。ぜひ協議してほしい。全員が参加しているこの形が最も望ましい。もし協議ができないということであれば、県として招集しないといけなくなる。そういう事態は避けたい」

~県教委による教育委員の「招集」まで持ち出し、協議入りを迫る狩俣課長。協議は休憩に入った。協議の再開後、議長役は竹盛委員長に交代する。委員が一人ひとり意見を述べる。~

<崎原教育長>

「今回に限り、竹富町が協議会の答申を受け入れなかったことが疑問。復帰後、ずっと答申案の通りやっている。文科省も静ひつな環境の中で、他人の圧力に屈しない判断をしなさいといっている。(竹富町は)まともに判断したとは思えない。世間の圧力でそういう結果になった。外部の圧力ではなく、子どもたちの目線で判断してもらえるか聞きたい」 

~育鵬社版教科書は、文科省の検定をパスした7社の教科書の1冊だ。与那国町の具志堅学子委員、石垣市の石垣朝子委員は、育鵬社版教科書を擁護する。~

<具志堅委員>

「『この教科書は子どもたちに渡せない』というが、なぜ国も県も認めて、この地区に来たのか。公正な目で見てほしい。私自信は、協議会の答申が民主主義だと思っている。それを重視してほしい。」

<石垣委員>

「市教委で2時間余に及ぶ話し合いをし、結論が出た。一生懸命やって採択したものを、ノーと言うことはできない」

~竹富町の内盛正聖委員が、育鵬社版に反対意見を述べる。~

<内盛委員>

「文科省が認めているのに何の問題があるのか、1つだけ言う。育鵬社の公民に『私たちは両親のもとに生まれ育ち、家族の一員として助け合いながら生活を営んでいます』とある。本当にそうでしょうか。違いますよね。片親の家庭もある。さびしくなる子もいませんか」

<崎原教育長>

「両親から生まれないで誰から生まれるのか。ばかなことを言うな」

~強引な論理に、崎原教育長が思わずあきれ声を上げる。内盛委員は別な角度から、育鵬社版が協議会で選定されたことに異論を訴える。~

<内盛委員>

「どういう経緯で育鵬社の本が上がり、どういう議論があったのか、きょうまでに説明があっても良かった。調査員の推薦がない本が議題に上がったのはどういう経緯なのか。説明してほしい」 

~竹富町の大田綾子委員は、現場教員である協議会の調査員が育鵬社版を推薦しなかったことを指摘。育鵬社版の採択に反対する。~

<大田委員>

「子どもたちに恥じることのない説明責任を持ちたいと常に思っている。調査員 の先生の調査資料を大切にしたい。それが現場の先生に指導意欲、子どもたちに学ぶ意欲をつけることだと信じて教科書を選んできた」

~協議会委員でもある大田委員はさらに、協議会での選定の内幕も明かす。~

<大田委員>

「私は協議会で、歴史と地理について、かなりの時間とエネルギーをかけて発言してきた。その発言が公民の中にも生きてくると信じていた。しかし、それが覆されてしまった。公民が選ばれたときは、ショックで血の気が引いて、身体が震えるほどだった」

~育鵬社版へ嫌悪感をあらわにする大田委員。批判は、他の委員からもなおも続く。~

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