民間沖縄対策本部■「琉球自治共和国連邦独立宣言」の大学教授、国連・脱植民地特別委員会で演説

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■「琉球自治共和国連邦独立宣言」の大学教授、国連・脱植民地特別委員会で演説

まずは、6月22日の朝日新聞に掲載された記事をご覧ください。

<「グアムと沖縄は植民地」沖縄出身の教授、国連で演説>

(朝日新聞 2011年6月22日21時27分)
http://www.asahi.com/international/update/0622/TKY201106220529.html(リンク切れ)

国連本部で21日に開かれた脱植民地化特別委員会で、沖縄県出身の松島泰勝・龍谷大教授(48)が、グアム政府代表団の一員として異例の演説をした。「グアムと沖縄は今も植民地。地域のあり方や行く末を決めるのは住民ではなく本土政府だ」と訴えた。

沖縄県出身者がグアム政府代表に加わるのは、今回が初めて。松島さんが今年2月、学生を連れてグアムを訪れた際に、NGO代表でグアム大講師のリサ・ナティビダッドさん(40)と米軍基地問題について意見交換したのがきっかけで、グアム政府から代表団入りを求められた。

グアム政府代表団5人のうち4番目に発言した松島さんは「沖縄の人々は米軍基地の撤去を求めているのに、日米両政府は一方的に押しつけている。グアムの人々も、これ以上の基地負担を望んでいない。沖縄とグアムは軍事的にも政治的にも経済的にも植民地で、兄弟姉妹の関係だ」と述べ、沖縄だけでなくグアムの米軍基地負担も軽減させるため、日米両政府へ圧力をかけるよう国際社会に求めた。

■松島泰勝(龍谷大教授)とはどのような人物か?

沖縄出身の大学教授が国連で演説を行ったということは非常に画期的なことです。しかし、その内容を見てみると、沖縄とグアムが連帯して反米活動のように見えます。では、松島泰勝教授とはどのような人物なのでしょうか?下記のようなブログを持っておられます。

<NPO法人ゆいまーる琉球の自治>→その後<世界の中の琉球>に名称変更
http://ryukyujichi.blog123.fc2.com/

また、ちょうど1年前に「琉球自治共和国連邦独立宣言」を行い動画も日本語と英語でyoutubeにアップしています。

<琉球自治共和国連邦独立宣言>

そうです。松島教授は琉球独立運動の組織を立ち上げたリーダーなのです。
沖縄では琉球独立運動はまだ市民権を得ておらず、このような組織があることを知っている沖縄県民もほどんどいないと思います。そのような団体のリーダーが国連で演説をしたということは、驚くべきことです。国連で「沖縄がアメリカの植民地である」と訴えるということは、将来には国連に沖縄の独立を承認させる計画である事は容易に推測できます。

別団体ではありますが、昨年4月25日の普天間基地反対集会で配っていたチラシがあります。そのチラシには大きなタイトルで「国連総会 琉球臨時政府 加盟承認」と書かれていました。それは可能性としてはあり得ない話でした。

しかし、今回の松嶋氏の国連演説で、このあり得ない事が現実のものとなる危険性が高くなってきたと言えます。今後とも注意深く彼らの動きを見ると同時に、来年の祖国復帰40年の記念式典を盛大に祝うことが彼らの琉球独立工作に対する反撃となります。

(仲村覚)


<去年4月25日の普天間基地反対集会の会場で配布されていたパロディーチラシ>