民間沖縄対策本部■【世事関心】 世紀の激戦 東シナ海をめぐる日中の攻略(上)(1/2)

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■【世事関心】 世紀の激戦 東シナ海をめぐる日中の攻略(上)

新唐人電視台という中国語系メディアで、非常に興味深い動画がありましたので、紹介いたします。
日本の海上自衛隊の強さを客観的に見ることのできる番組です。

※新唐人テレビ(しんとうじんテレビ、New Tang Dynasty Television)は、アメリカ合衆国ニューヨークに本部を置く中国語専門のテレビ局である。法輪功系メディア。

【世事関心】 世紀の激戦 東シナ海をめぐる日中の攻略(上)(1/2)

【新唐人2010年12月1日付ニュース】今、日中を大きく揺るがしている尖閣諸島。尖閣諸島のある東シナ海では、潜水艦をめぐり、ひそかに激しい戦いが繰り広げられています。本日は、“世紀の激戦”シリーズの第3回“東シナ海をめぐる日中の攻略”の前半をお届けします。

【司会者】1895年2月17日、清朝の精鋭部隊で、当時アジア屈指だった北洋艦隊が、旧日本軍によって壊滅させられました。これは、中国人の心に深い傷を残すと同時に、日中のその後百年にわたる複雑な歴史感情の始まりになりました。

第二次世界大戦後、日本は軍国主義を放棄し、両国の関係も大きく改善しましたが、90年代に入ると、中国大陸では反日のナショナリズムが台頭し始めます。そして2010年の尖閣諸島問題で、反日感情はひとつのピークを迎え、両国の海軍力が注目を浴び始めます。

1894年、9月17日、中国と朝鮮半島をはさむ黄海で、清朝の北洋艦隊と日本の海軍連合艦隊が激戦を展開しました。これは世界で初めての蒸気装甲艦同士の戦いであり、近代で日中唯一の、海軍の主力の全面対決でもありました。

日本と中国はどちらも太平洋の西部に位置し、東シナ海は両国が共有する海域です。これにより、資源と安全において、双方の利益が重なり合います。

北洋艦隊の壊滅、日清戦争の終結から100年以上をへた現在、当時、ほとんど見向きもされなかったいくつかの小島が物議をかもしています。それが尖閣諸島(中国語名、釣魚島)です。尖閣諸島は東シナ海の南部に位置し、台湾と琉球諸島の間にあります。19世紀の後半まで、清朝は、台湾の周辺の島を自らの管轄範囲としていました。日清戦争後、台湾全島が日本に割譲されましたが、ごく小さな尖閣諸島が日本に接収されても、物議をかもしませんでした。

中国大陸で、尖閣諸島の領有権を訴える運動は90年代以降に始まり、2003年には、民間の抗議船が出航。この間、ずっと中国政府からは阻止されてきました。

東シナ海のガス田開発の現実味が増すと、中国政府は尖閣諸島問題で、強硬な姿勢をとり始めます。しかし、過去数十年、何の行動もとってこなかったため、日本が長年、尖閣諸島の管轄権を握ってきました。

尖閣諸島の帰属問題に関して、日中両国の専門家の見方は大きく分かれます。軍事専門家の小川和久(かずひさ)氏の観点は、日本の学界を代表する声といえるでしょう。

軍事専門家 小川和久氏
「(尖閣諸島は)日清戦争で取られたという言い方がありますが、歴史的な事実には基づいていないです。日清戦争の結果、日本は中国から色々なものを得たのは下関条約ですが、それ以前に、あの年の何ヶ月か前に、日本は尖閣諸島の領有を別の問題としてやっています。これには全部資料があります。これは日本共産党が国会で明らかにしたくらいです。あと、1953年の“人民日報”も“日本国の尖閣諸島”だとはっきり書いていますし…」

今日、日中双方の主な争点は境界線の画定です。中国は、大陸棚に基づく原則を主張。両国の大陸棚は、沖縄トラフで区切られ、尖閣諸島は中国側に位置します。一方、日本は国際法の“中間線”に基づき、島は日本に属すると主張。

【司会者】1972年、アメリカは琉球諸島の管轄権を日本に返還した際、尖閣諸島も返還。つまりアメリカは、形勢を統治前の状態に戻したのです。しかし、これにより、尖閣諸島問題の解決の機会が失われました。東シナ海で火花が散るのは、海底に豊かな資源があるからですが、軍事と安全の角度からみれば、どんな意義があるのでしょうか。

評論家 文昭氏
「尖閣諸島は海外の小島なので、戦争が起きたら生き残るのは困難です。でも、レーダー基地やミサイルを設置して、偵察や攻撃の拠点にすれば、意義があります。中国が尖閣諸島を占領し、潜水艦基地を造って、潜水艦を沖縄トラフに向けて潜行させれば、日米の偵察から逃れるのに有利です」

また日本から見ても、尖閣諸島には一定の軍事的な意義があります。日本列島は南北に細長いため、内陸のどの地点も海岸からの距離は120キロを超えません。つまり、どの場所も攻撃を受ける恐れがあるのです。

このような地理条件のため、海と空からの攻撃に対し、対応する時間を十分にとれません。したがって、日本の防衛戦略はこれまで、外海に向けたもので、敵が日本に近づく前に、海上で壊滅させるものでした。よって、本州など4つの島以外の小島に、軍事力を配備するのには、戦術を支える意義があります。

日本の一部の軍事専門家は、尖閣諸島に軍事基地を築けば、日本の国土防衛を西や南に広げるのに有利だと述べます。

専門家 文昭氏
「日本は米国との軍事同盟があり、情報と軍事資源を共有できるので、尖閣諸島の軍事的意義はそれほど突出していません。日本が今後、地域戦略で積極的に動くのなら、状況はやや変わるでしょう。日本の防衛戦略の弱点は特殊な地理条件です。しかし海を隔てる日中の地理的特徴は中国にとっても戦略的な弱みになります」

グローバル経済が発展する中、海上輸送は各国にとって経済の大動脈であるほか、戦争を続ける能力にも関わってくるため、きわめて重要な軍事的な意義があります。

中国大陸は、北は日本列島、南は台湾やフィリピン諸島に囲まれているため、戦争がいったん勃発すれば、海岸線が封鎖されます。一方、日本の場合、もし中国と戦争をすれば、海上輸送を中国に近い東シナ海や朝鮮海峡、つまり日本の西側から、日本の東側の太平洋側に移せばよいだけです。

だから、日米は、中国の貿易を容易に封鎖できる半面、中国が日本の貿易を阻むのはずっと困難です。

評論家 文昭氏
「日本経済の命綱は海上輸送です。工業原料やエネルギーは輸入に依存しています。中共がそれを封鎖するには、潜水艦を使うしかありません。海底から第一列島線を突破し、日本の東太平洋に行きます。航路に潜伏し、貨客船を攻撃します。だから日中の軍事対立では潜水艦がカギとなります」

海中深くを移動する潜水艦には、敵から発見されにくいという特徴があります。何の前触れもなく海底から姿を現し、攻撃するのです。それゆえに、潜水艦は敵に巨大な心理的なプレッシャーを与えられます。よって、海軍の戦いにおいて、実力の劣るほうは、潜水艦部隊を強化して、敵を威嚇しようとするのです。

世界大戦で、ドイツ海軍の軍艦は、規模でイギリスに大きく劣っていたものの、神出鬼没の潜水艦で、イギリスの海上輸送に打撃を与えました。

もし、“無制限潜水艦作戦”にアメリカが参戦しなければ、ドイツは潜水艦の数を増やすだけで、簡単にイギリスを打ち負かすことが出来ただろうと分析する専門家もいます。

日本とイギリスはどちらも島国です。国土が狭く、資源にも限りがあります。では、日中で戦争が起こった場合、中国には日本に対して潜水艦作戦をする力があるのでしょうか。解放軍について詳しい小川氏は、“共産党を守ることが軍の絶対的な使命である中国は、依然として陸軍国家であり、近年海軍が発展してきたとしても、まだ限りがある”と指摘します。

軍事専門家 小川和久氏
「中国の軍事力は、もともと共産党を守るためのもので、堅い言葉で言うと、暴力装置が解放軍ですから、陸軍国なのです。陸軍中心に軍隊を組み立て、共産党を守るためのものなので、海軍や空軍はどんどん近代化を進めて、少しずつ大きくなるけれども、陸軍に比べると小さいのです。陸軍が中心にいかないと共産党の指導力を維持できないので、海軍の増強も一定のところで推移せざるを得ません」

【司会者】第二次世界大戦時のイギリスとドイツを例にすれば、日本の技術力および軍事的な潜在能力は、イギリスと重なります。一方の中国は、技術力において、ドイツにはるか及びません。ただし、中国軍の潜水艦作戦の展開が難しいのは、科学技術などの要素だけではありません。地理的条件も障害になります。

評論家 文昭氏
「東シナ海と黄海の大陸棚は浅く、黄海の大陸棚は水深が40m余りで、最も深くても150mを超えません。東シナ海の大部分も100mを超えず、潜水艦にとって不利な条件です。たとえ東シナ海の海底を潜航しても、東シナ海の海底は平坦ではなく、暗礁も多い。この地理条件では潜水艦作戦には不利です」

東シナ海の大陸棚は広大で、西は中国の浙江省沿岸一帯から、東は沖縄トラフにまで広がります。直線距離で400~600キロで、水深100メートル未満の浅海です。通常、50メートル以下の水深では、潜水艦の活動は困難になります。

100メートルならば、何とか潜航できますが、東シナ海の海底は険しく、暗礁ばかりなので、潜水艦は十分深くもぐることができません。しかも、日米には発達した衛星偵察システムがあるため、中国軍の潜水艦は基地を離れたとたんに発見されます。この浅海で、敵に見つからずに活動するのは非常に困難なのです。

一旦、東シナ海の大陸棚を超えると、地形が大きく変化し、水深は150メートルから1000メートルにまで達します。ここにもぐった潜水艦は、姿を隠すのが容易になります。

このため、九州、台湾からフィリピンなどを結ぶ第一列島線を越えられるかが、中国軍にとってはカギになります。

もし大陸棚を越えられないならば、戦時に日本の東側の航路を脅かすのが難しくなります。日本の経済の命脈を絶つことができないうえ、逆に日米からは一方的に封鎖されてしまいます。

評論家 文昭氏
「原潜はもっと大きいので、浅い水域には適しません。南シナ海の大陸棚も200m未満です。ただし、やや平坦で日本や台湾から少し離れています。そこで中国軍は原潜基地を海南島・三亜の榆林に建設。南シナ海の掌握は中国にとって、直接的な軍事的意義があります」

(後半に続く)

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