JSN■外交・国防判断を那覇地検にゆだねた民主党政権

シェアする

JSN■外交・国防判断を那覇地検にゆだねた民主党政権

今回の中国船船長釈放は、那覇地検が「政治的な判断はない」と発言している。

もし、本当に政治的な判断がないとするなら、国が、国防判断を検察にゆだねたということになり、今の民主党政権に外交、国防のリーダーシップは取れないということを証明したことにほかならない。

おそらくは政府に批判が及ばないように検察に言わせたというのが真相だろう。「釈放決定に政治的決断があるのか」との質問には語気を強めて検察側が「そんなことはない。検察当局として決めたこと」と即座に否定したところをみていても不自然であり、言わされたという印象を受ける。

自分の庭に不当に入り込み、破損事故まで起こした犯人を釈放したあげく、賠償請求までされても何にも言えない日本政府。

他人の庭に不法侵入してもすぐ釈放してくれる、おまけに賠償金まで取れるとなれば、今後、庭(尖閣海域)にたくさんの不法侵入が増えることはまちがいない。

(ささき)