JSN■反戦平和運動が侵略を呼び込むという皮肉

■反戦平和運動が侵略を呼び込むという皮肉

●戦争は、悲惨さを語り継いでもなくならない

毎年この暑い季節になると、テレビや新聞では戦争を語り継ぐ様々な番組や記事が連日のように組まれる。それに盛り込まれている共通した主張は「再び戦争をおこさないために、戦争の悲惨さを語り継ぐ」というものである。

しかし、戦争というのは、残念ながら、その悲惨さを伝えてもなくなりはしない。戦争をなくすには「戦争に至る原因」を取り除かなくてはなくならないのである。

●反戦平和運動がナチスドイツの侵略を呼び込んだフランスの教訓

「戦争でこんなに私は悲惨な目にあった。だから二度と戦争はしてはならない」と感情的に叫んでみたところで、戦争はなくならないのだ。

歴史を紐解くと、先の第二次大戦の時、フランスでは反戦平和運動が国民の中に巻き起こった。

実は、ナチスドイツがフランスに対してこれを内部工作していたのである。なぜなら、反戦を唱え戦わない国民がフランスに増えれば、侵略するナチスドイツからすれば、抵抗を受けることなくフランスを簡単に侵略できるからだ。

それを見抜いたドゴールは国民に対して警告を発したが国民は聞く耳を持たず、ドゴールは亡命を余儀なくされた。

その後のフランス運命は歴史が記す通りである。反戦平和運動自体が戦争を呼び込むことになるという教訓でもある。この歴史の教訓に日本は大いに学ばなくてはならない。

●日本の反戦平和運動、核廃絶運動で喜ぶ国はどこか?

この夏もまた、反戦平和運動が日本で席巻する中で、特にアメリカのオバマ政権が核廃絶を訴えていることもあって、日本でも核廃絶運動が盛り上がっている。

特に広島は世界唯一の被爆国として世界に核廃絶を訴えようとしている。ところが、良く良く聴いていくと、マスコミでもビキニ環礁の核実験など繰り返し映像がながれたり、核廃絶とはアメリカに対してのものであるなのだ。

「反戦平和・核廃絶運動」の正体は、「反米運動」である。

これは、沖縄の米軍県外移設・国外移設運動とも関連してくる。
沖縄から米軍がなくなれば、どこの国が喜ぶのか。

日本国民の中に反戦平和運動が起こり、戦わない国民が増え、日本(沖縄)にある米軍基地がなくなったらどこの国が喜ぶのかということを知らなくてはならない。

●中国の核に対しては、一切抗議しない日本の平和運動

日本の反戦平和運動や、マスコミは、核ミサイルを何千発も日本側に向けている中国に対しては一切抗議しない。日本のマスコミは、まったく報じないが、ウイグルでは繰り返し行われた中国の核実験で白血病などに苦しむ子供たちがたくさんいる。

本来なら広島は、アメリカだけではなく、中国に対してこそ核廃絶を訴えなくてはならない。

●中国の日本工作

スパイ防止法もなく、簡単にマスコミなどを使って、国民世論を工作できる日本では中国の工作が以前から始まっている。

そうした反戦平和運動が国民世論を席巻し、その後ナチスドイツに攻め込まれたフランスのようにならないよう日本は歴史の教訓に学ぶべきである。戦争を二度と起こさないためには、戦争の悲惨さを語ることではない。戦争をなくすための方法は、戦争の原因を取り除くことである。

また、侵略から国を守る一番の抑止力は、反戦を唱え戦わないことを誓うのではない。国を攻める者があれば断固として戦う姿勢を示すことが、近隣国の領土的野心的を持つ国に対する最も有効な抑止力となる。

戦わないのではなく、戦う姿勢を示すことが戦争を防ぐ。この逆説を日本国民は知らなくてはならない。

(JSN副代表・ささき)

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